Career

キャリアチェンジのときにやってよかった行動・考え方

未経験の業界への転職、いわゆるキャリアチェンジをして3年目になりました。

3年前の冬は地方で理学療法士をしていて、春に転職、夏に上京と就職を経験。現在は都内のデザイン会社でデザイナーとして働いています。

医療からデザインとまったく違う業界に転職したわけですが、転職自体には苦労せず、好きな仕事からもっと好きな仕事に乗りかえたという感覚です。

この記事では、異業種からデザイナーにキャリアチェンジするときの行動、考え方を振り返り、よかったと思うものを書いていきます。

1. 焦らず楽しむ

デザインを学びはじめたとき、収入、人間関係、生活、健康、すべてが安定していました。気持ちにもお金にも余裕があり、焦る気持ちは少しもありませんでした。

いま思えば、この「焦らない」が転職を楽しめたひとつの要因だったと思います。

環境に恵まれていたのはありますが、お金と時間に余裕があったからデザインを「楽しむ」ことだけに集中できました。気軽に本を買って学び、Adobeを契約して実際に手を動かしてみる。試行錯誤を繰り返しながら知識や技術を身につけ、自分の名刺や友だちの結婚式のアイテムなどを作ってみる。

その過程をブログやSNSで発信しているうちに、現役デザイナーの方やデザイン勉強中の友だちが増えた。知らない世界の人たちとつながることで、もっとデザインの仕事に興味がわいた。最終的に、好きだった仕事(理学療法士)からもっと好きな仕事(デザイナー)を選ぶことになりました。

焦りは視野をせまくし、選択肢を減らします。見えるものも見えなくなり、楽しめるものも楽しめません。だから焦らず、余裕をもって取り組むことが大切だと思います。

お金、時間、気持ち、すべてに余裕があるのがベストですが、どれかがかけてしまう場合は「楽しむ」ことだけでも意識してみると、焦る気持ちが減って視野や選択肢が広がるかもしれません。

2. 記録をつける

できたこと、できなかったこと、感じたこと、学んだこと、次の課題、やりたいことなどをノート・ブログに記録していたのも効果的でした。

当時は「カルテ」のつもりでブログを書いていて、誰に見てほしいわけでもなく、自分をサボらせないための手段のひとつでした。また、自分の成長や課題が可視化できるので、自分をほめたり、はげましたりするためのものでもありました。

人が新しいことを学習するとき、がんばっているつもりでも前に進めているかわからない期間があります。学習曲線を見ても、自分が理想とする成長度合いと実際の成長度合いに大きなギャップがあることがわかります。つまり、誰にでも「成長を実感できない」時期があります。

この期間を乗り越えるのに役立つのが「記録」です。

過去の自分が残した記録、歩いてきた足あとを見れば、少しずつでも確実に前進していることを実感できます。成長してるから焦らなくて大丈夫と、過去の自分がいまの自分をはげましてくれます。

ちなみに、記録の方法はアナログのノートでもスマホのアプリでもブログでも、なんでもOKです。私の場合は、アナログのノートで思いつくままにメモをとり、まとめたものをブログに書いていました。

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3. 小さくはじめる

何かをはじめるとき、特に未経験の業界に挑戦するとき、すごくゴールが遠く感じます。

先が見えないから不安になるし、近道を探そうとしたり、いろいろ調べてみたりします。ゴールの設定やある程度の事前調査は必要だったりしますが、いつまでも「知識をつけているだけ」では一生ゴールにたどりつけません。

バッターボックスに立っている人、ホームランを打っている人をいくら観察したところで、自分がホームランを打てるようにはならないですよね。不安でもバッターボックスに立ってみて、自分ができないことを知り、分析と練習を繰り返して成長していきます。

新しいことをはじめるときは、失敗してもいいから小さくはじめるのがおすすめです。

やってみないと自分がそれを好きかどうか、向いているかどうかもわかりません。好きだと思っていたけど、ちょっとやってみたらイマイチ…なんてこともありえます。

妄想だけふくらませず、小さくはじめる。
はじめてみれば、新しい発見があり、課題が見つかります。

いま私はデザイナーとして働いていますが、3年前はPhotoshopもIllustratorも使えなかったし、いま毎日使っているFigmaなんて存在も知らなかった。ブログだって書いたこともなかった。自分はコーディングが好きかもしれない、そう思ってコーディングを学んだときもありましたが、いまはデザインに全振りしています(コーディングやめて2年経ちました)。

明確な目標が定まっていないとき、自分が好きなこと、やりたいことを見つけたいときにも、小さくはじめるのがおすすめです。とりあえず行動しないと前には進めません。

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4. 本を読む

私は独学でデザインを学んだのですが、基本的なことは本から教わりました。

オンラインスクールや有料の教材を買うのは自由ですが、「SNSやYouTubeで有名な人・講師を名乗っている人=転職したい業界で活躍している人」とは限らないので、有料教材を買うときは注意したいところ。

対して、本を出している人は現役で活躍している人、過去に成果を出している人が多いです。尊敬するデザイナーやアートディレクターの先輩たちも、たくさん本を出版されています。

これは完全な持論ですが、教材は本が1番信用できます。学べる内容も良質であることが多いです。ただの一般人で言っていることが本当かどうかわからない人に出版依頼はこないでしょうし。

また、一から何かをはじめるとき、初学者が挫折するときの要因に、難易度の設定を間違えた、そもそも何から手をつければいいかわからなかった、などがあります。本は内容が体系的にまとめられているので、ひとつずつ順番に学べます。

本を読むのが苦手な人に読めとは言いませんが、嫌いでなければ本を読み、先人の知識をたくさん取り入れていくのがオススメです。

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5. 好きなこと、やりたいことは口に出す

好きなこと、やりたいことを積極的に口に出していたのもよかったです。

ふだんから好きなこと、やりたいことを人に話していると、「あの子がやりたいって言ってたな」「この情報教えてあげよう」「試しにお願いしてみよう」とチャンスや情報がたくさんやってきます

また、価値観や好きなことが同じ人も集まってくるので、好きなことを共有できる友だち、アドバイスや意見をくれる先輩、切磋琢磨できる仲間ができたりもします

言うのは口だけじゃなく、SNSやブログで発信するのも効果があります。

友だちの結婚式のデザインを手伝わせてもらった様子をInstagramに投稿したら、それを見た人からお仕事のご依頼をいただけた例も実際にありました。

知人の紹介でお仕事をいただけることが増え、自然と実績も増え、デザイン会社に転職しやすい状況になったのも事実です。

「デザインが好き」「本が好き」と言っていたら、デザイナーの方から本を譲っていただけたり、デザイン関連書籍を担当する編集者さんとつながることもできました。

ここまでメリットばかりを書いてしまいましたが、好きなこと、やりたいことを話すのは、純粋に楽しいことです。人生を楽しむためにも、積極的に口に出していくのがいいと思います。

【制作実績】結婚式のペーパーアイテム、ウェルカムボード、アイルランナーなどをデザインしました
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まとめ

好きな仕事からもっと好きな仕事にキャリアチェンジした3年前を振り返りながら、よかった行動、考え方をまとめてみました。

  1. 焦らず楽しむ
  2. 記録をつける
  3. 小さくはじめる
  4. 本を読む
  5. 好きなこと、やりたいことは口に出す

今回ご紹介したものはデザイナー以外の転職、新しいことを学ぶ場合にも役立つと思います。よければ試してみてください。

私は引き続きこの方法を使ってデザイナー・モーションデザイナーとしてのレベルアップ、新しいことへの挑戦などしていくつもりです!

最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ABOUT ME
fuyuna
都内のデザイン会社に勤務するデザイナー|ウェブデザイン・モーションデザイン・グラフィックデザイン|元理学療法士|デザイン・アート・インテリア・お出かけ好き
【改訂版】独学×デザインの本を発売
独学の流れとデザインの独学方法についての薄い本を作りました。
2021年2月27日より、改訂版の紙の本を発売しています。

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