デザインの独学記録

【デザイン独学】難易度を少しずつ上げて「とにかく作る」を実践する

「とにかく作る」って何を?デザイン上達法
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは。
fuyuna(@fuyuna_design)です。

独学でデザイナーになるには「とにかく作ることが大切」と別の記事でお伝えしました。(参考記事:「デザインの独学で確実に成長できる4つのコツ」)

でも、デザインを始めたばかりの方は「そもそも何を作ればいいの?」と疑問に思うかもしれませんよね。

今回はそんな疑問を解決するために、「少しずつ難易度を上げながら作って成長する方法」をご紹介します。

まずは良いデザインをマネする

最初はマネでいいと思います。
すでにある良いデザインをマネしましょう。

最初はバナー模写がオススメ

バナー(banner)とはWebサイトに表示される「広告」のことで、主にユーザーを他のWebサイトやページへ誘導することを目的として使われます。

過去に制作したバナーの例▼

instagram広告デザイン:元気会計事務所
instagram広告デザイン
バナー制作:40代からのメイク&ヘアアレンジ教室 SOPHIA.様
バナーデザイン

バナーは決められたサイズの中でデザインし、ユーザーの興味や注意を引いてクリックしてもらう必要があるため、デザインの基本ルールが盛り込まれています。

だから最初は「バナー模写」でデザインの基本ルールを身につけると効率が良いです。

バナー模写をするメリット

初心者デザイナーさんがバナー模写をすることのメリットは以下。

  • 手を動かしてデザインが学べる
  • デザインツールに慣れる
  • ポートフォリオに掲載できる
  • 数をこなすことで自信につながる

デザイン初心者さんは「デザインツールに慣れる」という必須課題もあるので、バナー模写を繰り返すことで基礎と技術が身につき、一石二鳥です。

デザイン業界への就職・転職を考えている場合、 「ポートフォリオ」という自分の作品集が必要になり、そこにバナー模写したものを掲載している人もいます。

まずは考えずに作るだけでいい

さらに一番最初のハードルを下げましょう。

バナー模写はデザインの考察をしながら練習した方が当然学びが深いですが、最初はPhotoshopやIllustratorなどのデザインツールに慣れることを目標にしましょう。

ツールを使ったことがないうちから「デザインの考察をして、模写して作って…」となると、かなり時間がかかります。

Photoshop・Illustratorの使い方がわからないなら、以下の本やUdemyでの動画学習などがオススメです。

はじめはツールが上手く使えないだけでもストレスがかかるので、途中で挫折してしまわないように優しい教材を使いましょう。ハードルを低く、小さく積み重ねるのがポイントです。

ツールの使い方に慣れてきたら「考察」する

PhotoshopやIllustratorなどデザインツールに慣れてきたら、「考察」をするという次のステップに移りましょう。

バナーだけではありませんが、デザインの考察をするときは少なくとも以下のことを考えています。デザインには必ず意味があるので、考察する癖をつけましょう。

  • どんな目的を達成するためのデザインか?
  • ターゲットはどんな人か?
  • レイアウト・配色・画像・文字などの意図は?
  • 自分はどんなイメージを持った?
  • リンク先のページとの統一感はあるか?
  • これはあるあるデザインじゃないか?

また、余裕があれば見本のバナーのフォントや配色・レイアウトなどを自分なりに変えてみて研究するのもオススメです。

これからバナー模写に挑戦する方には、以下の記事も参考になると思います。

「お題」がある課題に挑戦する

バナーを楽に模写できるようになってきたら、次は自分でデザインを考えて作りましょう。

ただしテーマや目的を自分で考えて作るのは大変なので、「お題」がある課題に挑戦するのが良いと思います。

「#バナーお題」に挑戦する

私の場合も、何もないところから作るのは大変だと考え、こばやすさんの「バナーお題」に挑戦していました。

お題に合わせてバナーをデザインし、「#バナーお題」というタグをつけてTwitterに投稿するというもの。

デザインの練習になり、「#バナーお題」のハッシュタグで検索すれば、自分以外のデザイン勉強中の人が作った同じお題のバナーを見ることができます。

fuyuna
fuyuna
他の人が作ったバナーの良いところ、自分に足りないことを学べるので、デザイン初心者さんにオススメです!

クラウドソーシングのコンペに挑戦する

お題に合わせたバナーの練習をするなら、クラウドソーシングのコンペもオススメです。

コンペなのでライバルは多いかもしれませんが、もしもお客さんがデザインを気に入ってくれれば報酬がもらえます。

自分の力を試す意味でも、やってみる価値はあると思います。たとえ落選しても、採用されたデザインや他の人が提案したデザインを見て学ぶことができます。

自分で考えて作る

デザインやツールに慣れてきたら、自分が好きなものを作ったり、知り合いやお客さんの求めるものなどを制作してみましょう。

「作りたいものがないんだけど…」という場合は、ブログやnoteを始めてアイキャッチ画像を作るというのも良い練習になります。

デザイン上達の近道はやっぱり「作ること」なので、どんどん作ってアウトプットしましょう。

ココナラでサービスを売ってみる

自分のスキルを売るココナラというサービスに登録して画像制作などをしてみるのもオススメです。

手数料が少しお高めなのでココナラの仕事を軸にするのは厳しそうですが、ココナラ を利用することで以下のようなメリットがあります。

  • 未経験でも実績が作れる
  • お客さん相手に仕事ができる
  • 外に営業しなくてもお客さんがくる
  • 初めて個人で仕事する場合でも見積書や請求書を一から作らずに済む

手数料が高いと書きましたが、ココナラのようなサービスを介さずに個人でやり取りすると「料金が支払われなかった」「頼まれた内容と話が違う」などトラブルが発生することがあります。

ココナラは手数料がある分、そういったトラブルから守ってくれるので、個人間でのやりとりに不安がある方にはオススメです。

自分の名刺を作ってみる

自分の名刺を作ってみるのもオススメで、以下のメリットがあります。

  • デザインの練習ができる
  • 自分を見つめ直すきっかけになる
  • 交流会で人と話すきっかけになる
  • 仕事につながる可能性が広がる

名刺は名前や連絡先などが書かれたただの紙、ではありません。初対面の相手に自分のことを知ってもらうツールです。大切なコミュニケーションツールであり、営業ツールです。

そんな自分の印象に影響する名刺を作る上で大切なのは、「持ち主の個性を融合させたデザインであること」です。

相手にどんな印象を与えたいのか、どんなスキルや特徴があるのか、どんな仕事がしたいのか… よく考えて「自分の名刺」をデザインすることは大きな学びになります。

まとめ

今回は「手を動かせと言うけれど、何を作ればいいの?」という初心者デザイナーさんの疑問を解決する記事でした。

内容のまとめとして、以下の順番で作る練習をしていけば“何を作ればいいかわからず立ち止まる”ということが激減すると思います。

  • まずは良いデザインをマネする
  • 「お題」がある課題に挑戦する
  • 仕事として作ることに挑戦する
  • 自分の名刺を作ってみる

独学でデザイナーになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

ABOUT ME
fuyuna
都内のデザイン会社に勤務するデザイナー|ウェブデザイン・モーションデザイン・グラフィックデザイン|元理学療法士|デザイン・アート・インテリア・お出かけ好き