確定申告、今年も無事に終わりました！
会社員としてフルタイムで働きながら、次のような個人の活動を5年ほど続け、副収入を得ています。
- ブログやSNSでの情報発信・アフィリエイト
- PR記事の作成・投稿
- 自社商品の販売
- イベント登壇・講師
- たまーにデザイン
- 書籍の出版（技術書・共著）
どれも「人の役に立ちたい」「スキルを磨きたい」「自分の市場価値を高めたい」という気持ちで取り組んでいて、副業という意識はないものの、20万円以上の所得があれば確定申告が必要です。
この記事では、本業と個人の活動を無理なく両立するわたしの、確定申告の準備から提出までの流れをご紹介します。
- まとめて記帳する際のラクな方法
- 便利なツールの活用法
- 確定申告を時短して進めるコツ
- やる気を出すためのヒント
上記のような効率的に準備を進めるためのポイントやテンプレートもご紹介しています。これから確定申告をされる方、副業をはじめる方の参考になれば幸いです！
Contents
2024年分の確定申告期間
確定申告をはじめる前に、いつからいつまでの間に申告書を提出すればいいかを確認しておきます。
- 申告期間：2025/2/17 〜 2025/3/17
- 電子申告、e-Taxは1月上旬から提出可能
わたしはスマホで申告書を提出する「電子申告」を利用し、2月11日に完了しました。
どうせやるなら早く終わらせてスッキリしたいし、昨年のようなアクシデントが起きても余裕でいられるように！予定が空いた休日に集中してやりました。
ちなみに昨年は、書類の準備を終えて「あとは提出するだけだ！」と思ったら、電子申告に必要な電子証明書の期限が切れていました…。家から出ずに完了できると思ったのに、結局区役所に行きました。
そんな昨年の失敗も糧となり、今年は半日ほどで完了しました！これまでに築いてきた仕組みや経験、便利なツールのおかげもあり、とってもスムーズでした。
今年の確定申告の流れ
確定申告の準備から提出までの、実際の流れを紹介します。
- マネーフォワード確定申告ログイン
- Notionで作ったチェックリストを開く
- ネット銀行で入出金CSVをダウンロード
- 仕訳帳に経費・売上を記入
- ふるさと納税の書類をダウンロード
- 確定申告書の作成（マネフォ）
- スマホとマイナンバーカードで電子申告
具体的な手順は上記のとおりで、約半日で完了しました。
わたしはマメな経理が苦手で直前にまとめて準備をしてしまいますが、以下のようなアプリや仕組みを活用することで、複式簿記を用いた青色申告ができています。
1. マネーフォワード確定申告にログイン
まずは確定申告ソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」にログインします。マネーフォワードさんには、はじめて自分でお金を稼げるようになった5年前からお世話になっています。
プランは「パーソナルミニ」を利用し、年額払いで少しおトクに契約。費用はもちろん経費で処理します。
2. Notionの確定申告チェックリストを開く
経費や売上をもれなく、かぶりなく記入するために、Notionで作ったチェックリストを活用します。
リストには次の項目を記入し、経費や売上の状況、取引先がおおまかに把握できるようにしています。
- 名前（サービス名・取引先など）
- メモ
- タグ
- 種類（費用 / 収益）
- 銀行口座
「名前」はマネーフォワード確定申告の「タグ」と一致させています。名前とタグが一致していれば、「この取引先の仕訳はすべて記入できているか？」「重複していないか？」と不安になったとき、仕訳帳でタグをしぼりこみ確認できます。
毎年アップデートしているこのリストは、経理作業の効率化だけでなく、不要なサブスクサービスの見直しにも役立っています！
Notionで作った確定申告チェックリストは、BOOTHにてテンプレートを販売中です。1度購入すれば毎年使えて便利なので、よければチェックしてみてください！
3. ネット銀行で入出金CSVをダウンロード
1年間のお金の動きを確認・保存するため、ネット銀行にログインして入出金CSVをダウンロードします。CSVはスプレッドシートにインポートし、フィルタリングして仕訳の参考にします。
ネット銀行は楽天銀行を利用し、「生活用」と「事業用」で口座をわけています。
- 経費の支払いには事業用カードを使用
- 売上の振込先は事業用の口座
- 事業以外の支払いは生活用カードを使用
上記のように生活と事業の銀行口座を使いわけることで、事業に関するお金の動きを把握しやすく、仕訳帳の作成がラクになります！事業用のカードは銀行とセットで楽天カードを使っています。
また、事業用の楽天カードは即時引き落としができる「デビットカード」にしています。支払いと口座からの引き落とし日が同じになるため、未払金の処理が不要になり、仕訳の手間を減らせます。
4. 仕訳帳に経費・売上を記入
マネーフォワード確定申告の画面にもどり、経費や売上を記入していきます。
チェックリストや入出金履歴のシートがあれば、あとはもれなく、かぶりなく、もくもくと記入するだけ！必要に応じて利用中のサービスにログインし、領収書も保存していきます。
仕訳や経費の扱いでわからないことがあれば、マネーフォワードのサポートサイトも活用しています。
5. ふるさと納税の書類をダウンロード（楽天）
仕訳が終わったら、ふるさと納税の「寄附金控除に関する証明書（電子証明書）」を用意します。
わたしは楽天で返礼品を購入し、楽天ふるさと納税で書類を発行しています。複数の自治体の証明書をワンクリックで、1つにまとめてダウンロードできるのがとっても便利！
より2024年までは書類の申請からダウンロードまでに数日かかりましたが、今年からは即時発行が可能になりました！
ふるさと納税 購入品｜楽天ルーム
買ってよかった！ふるさと納税返礼品（記事作成中）
6. 確定申告書の作成（マネーフォワード）
準備はすべて整いました！マネーフォワード確定申告のメニューから［決算・申告］→［確定申告書］を選択し、申告書を作成します。
マネーフォワード確定申告のいいところは、流れに沿って必要事項を入力していくだけで、詳しい知識がなくても申告書が完成するところ。初心者にもやさしく、たびたびアップデートされて使いやすくなっています。
7. スマホとマイナンバーカードで電子申告
申告書が完成したら、スマホとマイナーバーカードを使って電子申告！
提出にはマネーフォワード確定申告アプリを使います。ボトムメニューの［確定申告］をタップし、やることリストに移動します。この時点で必要書類は完成していますが、心配ならスマホからも確認・編集ができます。
内容に問題がなければ［申告書の提出］をタップし、流れに沿って提出します。
マイナンバーカードの読み取りは、iPhoneならスマホ上部をかざすだけでOKです。パスワードの入力は必要になりますが、カードリーダー不要は最高です！
これで確定申告作業は完了です！！！
確定申告後にやること
確定申告が終わったら、次回の申告に向けての準備と振り返りをします。
- マネーフォワード確定申告の年度を切り替える
- Notionに次回の確定申告メモ・チェックリストを作成
- Dropboxに2025年分の確定申告フォルダを作成
- SNSで完了報告
- 確定申告の振り返りブログを書く
ちょっとしたことですが、上記の5つが来年の自分をラクにしてくれます。
Notionのチェックリストは、近々テンプレートを販売予定です。2月末から3月上旬の公開に向けて準備中ですので、もう少々お待ちください！
SNSでの完了報告は、達成感を味わい、今年もがんばろうと気合をいれるために行います。また、わたしは人の完了報告を見て「自分もがんばろう！」と思うタイプなので、これから確定申告をする人へのエールもこめて投稿しています。
締めくくりで書く振り返り記事は、来年の自分が確定申告のやりかたを忘れていても困らないように、また同じ失敗を繰り返すことなく、効率的に完了できるように作成します。
個人事業主としての成長記録にもなるため、あとで読み返す楽しさもあります。内容やボリュームは年によってまちまちですが、特に気にすることなく、「書けただけですごくえらい」という気持ちで書いています。
次の確定申告に向けて調べたこと
近いうちに結婚して姓が変わる予定なので、開業届の内容を変える必要があるのかを調べました。
結婚して姓が変わったら、開業届の内容を変更する必要がある？→ 不要
結果は不要！マイナンバーカードの情報は更新する必要がありそうですが、開業届の対応がないのはよかったです。
やる気を出すための8つのヒント
確定申告って、はじめてでも何年目でも腰が重いですよね…。わたしもそうです。そんな同志に向けて、やる気を出すためのヒントを紹介します。
- 好きな音楽をかける
- 好きな飲みもの・おやつを用意する
- SNSで「やります！」宣言をする
- 終わったあとの感情をイメージする
- ごほうびを用意する
- 便利なツールや仕組みを活用する
- だらだらせず、集中して終わらせる
- 「この日にやる」と予定日をおさえる
モチベーションをあげる方法は人それぞれですが、どうせやらなきゃいけない作業。できるだけ楽しい気持ちでやりたいものです。
この記事の内容や上記のヒントが、少しでもあなたの確定申告を気楽にする助けになれば幸いです！応援してます！
まとめ：便利ツールと段取りでスムーズに申告できた
2024年分の確定申告レポートとして、具体的な手順から使用ツールまで紹介しました。
本業の仕事が忙しくても、仕訳帳をマメに記入できなくても、段取りと便利なツールの活用により、意外と確定申告がラクにできます。また、早いうちに着手することで、時間と心の余裕が生まれます。
2025年分も無理なく効率的に確定申告ができるように、引き続きマネーフォワードクラウド確定申告のお世話になります。
追記：チェックリストの販売を開始！
記事の中でご紹介した「Notionの確定申告チェックリスト」テンプレートを販売開始しました！1度買えば毎年使えるので、よければお役立てください！
