デザイナーになってもうすぐ2年。
デザインを学びはじめたころと今では、働く環境や使えるスキルも変わりました。同じように、日々の仕事や制作で使うツールも少しずつ変わってきました。
この記事では、2021年9月現在で使用しているツール・サービスをまとめたいと思います。
デザイン制作
ウェブデザイン・UIデザインにはFigmaを使用しています。Adobe XDやPhotoshopを使っていた時期もありましたが、いまはFigmaだけです。自動上書き保存、コンポーネントやスタイル・バリアンツの管理、プロジェクトのファイル管理、複数人での同時編集、便利で豊富なプラグインなど、好きなところを並べはじめたらきりがないほどFigmaが大好きです。
ロゴやアイコンなどベクターデータを制作するときにはIllustrator、写真など画像の編集にはPhotoshop、ページもののデザイン制作ではInDesignを使用しています。Adobe CCからはまだ離れられなさそうです。
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動画制作
イラストやロゴに動きをつけるときや、サービスのチュートリアル動画などを作るときはAfter Effectsを使用しています。撮影・収録した映像の編集にはPremiere Proを使います。いまはどちらかというとAfter Effectsでの制作が多めです。
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3DCGモデリング
いまはまだ趣味でしか使っていませんが、3DCGモデリングにはBlenderを使っています。Cinema4Dにも興味がありましたが、Blenderの方がはじめるハードルが低いように感じたので今年の夏から使っています。
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写真の現像・レタッチ
カメラで撮った写真のRAWデータは、Lightroomでささっと選別・現像することが多いです。ウェブサイトのデザインで使用するような写真は、Photoshopでしっかりレタッチまで行います。
オンラインコミュニケーション
テキストや画像ベースのコミュニケーションにはSlack、オンラインミーティングにはNeWork・zoomを使用しています。Slackは使いやすく改善アップデートも頻繁なので手放せません。Chatworkを使っていた時期もありましたが、いまは使っていません。プライベートではDiscordも使用しています。
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タスク・プロジェクト管理
プロジェクトに関するタスク管理はAsana、個人のタスクはNotionで整理しています。過去にはトレロやバックログなども使ってきましたが、いまはAsanaとNotionが大好きで手放せないアプリケーションになっています。
Asanaは使いやすいだけでなくデザインや体験も素晴らしいので、タスク管理やプロジェクトを進めるモチベーションをあげてくれます。Notionはチェックリストやボードビューなどのデータベースを使ったタスク管理が可能です。タスクごとのページに詳細情報を記入でき、ほかのページともひもづけ可能なので情報が一元化できてとてもいいです。
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情報の整理と保管
参考にしたいサイト・記事、調べたことや学びの記録、制作したもののまとめ、議事録などはNotionにまとめています。アカウントは会社のチームと個人のものとで使い分けていて、仕事に必要な情報は基本会社のNotionに、生活や趣味に関するまとめは個人のNotionに書いています。
画像や動画のリファレンス作成にはEagleも使っています。ほぼすべてのデータファイルはDropboxに格納し、いつでもどこでもアクセス可能、URLですぐ共有できるようにしています。
プレゼンテーション資料作成
プレゼンテーションなどに使うスライド、配布資料、お客さまと共有するデザインデータなどはFigmaで作成しています。URLでデザインやプロトタイプが共有でき、PDF書き出しもできるので便利です。FigmaはGIFアニメーションならプロトタイプで再生できますが、MP4やMOVは再生できないため、動画コンテンツを使ったプレゼンテーションにはKeynoteを使います。
請求書管理・会計
請求書の作成や管理はMisoca、日々の会計業務や確定申告ではマネーフォワードクラウド確定申告にお世話になっています。これらのサービスは連携させて使うことができるので、手間のかかる会計業務の効率化ができてありがたいです。
マネーフォワードクラウド確定申告はスマホで使えるアプリもあり、出先で支払いが発生したらその場で入力できます。使いやすい上に記帳忘れも防げるので気に入っています。
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まとめ
2021年9月時点で仕事に使用しているツール、サービスのまとめでした。
働く環境や好みによって合うツールはそれぞれ違うと思いますが、私はいま使っているものたちが大好きで満足しています。それでもどんどん新しいサービスが登場し、もっといいものが現れる可能性も全然あるので、日々の情報収集やお試し利用は積極的にしていきたいです。
記事の中で紹介したツールで気になるものがあれば、ぜひ使ってみてください。