デザイナーのfuyunaです。
都内のデザイン会社で働きながら、ブログや個人の活動で副収入を得ています。
副業での所得が年間20万円を超えると会社員でも確定申告が必要になり、「青色申告」か「白色申告」をおこないます。
この記事では、個人事業主の開業届と青色申告承認申請書の作成・提出を税務署に行かず自宅で完了させる方法を紹介します。
こんな人にオススメの記事です
- 開業届・青色申告承認申請をカンタンに作成したい人
- 個人事業主(フリーランス)になりたい人
- 副業の収入が年20万円を超えそうな人
- 白色申告をしているけど節税したい人
- 税務署に行かずに開業書類を提出したい人
2021年の確定申告レポート
2021年の確定申告レポート|事前準備でよかったこと、困ったこと、次に向けて始めたこと。
Contents
開業届・青色申告承認申請書を作成する
開業届と青色申告承認申請書は「開業freee」でかんたんに作成できます。
freeeのサービスをはじめて利用する場合は、無料の会員登録をしてから書類作成のステップに進みましょう。
かんたんな質問に答えて書類を作成
開業書類の作成から提出までは3ステップ。
質問に答えるだけで書類の作成が進んでいきます。
入力したら「保存」を押しましょう。
確定申告の種類で「青色申告」を選ぶ
青色申告をしたい場合は、確定申告の種類で「青色申告55万円控除」もしくは「青色申告10万円控除」を選択します。
節税効果が高くてオススメなのは青色申告55万円控除です。
屋号は決まっていれば入力し、なければなしでも大丈夫です。
開業届と青色申告の承認申請書を提出する
すべての項目に回答して「書類を提出する」ボタンを押すと、開業に必要な書類を提出する準備のページへ進みます。そのページには以下のような内容が含まれています。
- 書類の提出先選択(自動選択サポートあり)
- 書類の確認(PDF)
- 書類の提出方法の選択(税務署に持参 / 郵送 / 電子申告)
- 書類の提出(提出方法にあわせて必要な準備を教えてくれる)
どの項目もわかりやすい説明と画像がそえられていて、はじめての開業でも安心です。
「電子申告」で税務署に行かず自宅で提出できる
作成した書類の提出を自宅で済ませるには、「freeeで電子申告する」を選びます。電子申告がはじめての人でも、必要な準備物や手順を教えてくれるので安心です。
電子申告に必要なもの
- マイナンバーカード
- ICカードリーダー
- パソコン(Windows8.1以上、もしくはmacOS 10.12以上)
電子申告には「利用者識別番号の発行」「電子証明書の登録」が必要ですが、freeeの電子申告ナビに沿って進めれば、かんたんにe-Taxの準備ができます。
電子申告の過程でつまずいたところ
開業書類の作成自体は5分ほどでできましたが、電子申告の過程で2つ引っかかったポイントがありました
Safariの機能拡張で判定結果が×になる
「環境チェック結果」画面の「確認対象:Safari機能拡張」で判定結果「×:ブラウザの設定を見直し、機能拡張が利用可能な状態にしてください。」と表示されるエラーがありました。
e-Taxのサイトに書かれた解決策でクリアできました。
記事タイトルe-Taxソフト(WEB版)についてよくある質問
署名用電子証明書のパスワードは大文字
署名用電子証明書のパスワードは、すべて大文字のアルファベットです。
大文字と小文字を組み合わせてパスワードを設定するサービスが多いですが、3回連続で間違って入力するとロックがかかってしまうのでご注意ください。
開業書類が提出できたら確定申告の準備
これから個人事業主(フリーランス)になる場合は、開業書類の提出につづいて確定申告の準備も欠かせません。
青色申告には複式簿記が必要ですが、簿記の詳しい知識がなくても「会計ソフト」に頼れば必要な帳簿ができます。積極的に利用しましょう。
おすすめのクラウド会計ソフト
クラウド会計ソフトならネットバンクやクレジットカードと連携でき、データを自動で引っ張ってきてくれるので便利です。
フリーランスや副業をはじめたばかりで税金についての知識が足りない…と感じている方は、以下の本もオススメです。
まとめ
税務署に行かずに自宅で「開業届」と「青色申告承認申請書」を作成し、提出する方法を紹介しました。
開業freeeを使えばカンタンな質問に答えるだけで開業書類・青色申告承認申請書を作成でき、個人事業主になりたいと思ったタイミングですぐに開業できます。
e-Tax(電子申告)なら税務署に行く手間と時間がいらず、人混みを避けることもできるので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。