デザイナーのfuyunaです。
配色は視覚的な印象・雰囲気を作り、伝えたいことを正確に伝える情報整理に役立つ、デザインにおいて大切な要素です。
「配色に苦手意識がある…」
「いつも同じような色味になってしまう」
「思い通りのイメージにならない」
「強調したい部分が上手く伝わらない」
そんなあなたにオススメなのが『配色アイデア手帖シリーズ』で、デザインから趣味、ビジネス、実用として使える豊富な配色が揃った本です。
こちらの記事では、シリーズ最新版の『世界を彩る色と文化 めくって旅する新しいデザインの本』をいただいたので、内容の一部と感想をご紹介していきます。
Contents
配色アイデア手帖・世界を彩る色と文化 [完全保存版]
本書を手にしたときの第一印象は、
「今回も分厚い!」
「表紙が色鮮やかできれい!」
という感じで、そのボリュームと外観から「これからどんな配色と出会えるんだろう?」とワクワクしました。
テーマは「世界を彩る色と文化」、サブタイトルは「めくって旅する新しいデザインの本」、帯には「フランス/北欧/ヨーロッパ/アメリカ/アジア 世界の美しくかわいい色、色と文化が詰まっている」と書かれています。
海外の国のデザインや文化、旅行などが好きな人には嬉しいテーマではないでしょうか。
横から見ると約2.5cmの厚みがあり、ずっしりとした重みからも内容に期待が持てます。
大きさはシリーズすべて同じで、高さを抑えた横に長い形になっています。
全116項目のテーマ、合計2912選の配色を収録
分厚さの秘密は、全116項目のテーマと合計2912選の配色サンプル。
ページをめくると旅が始まり、おしゃれな配色の宝庫であるフランスと北欧の国々、ヨーロッパ各地の風景、ハワイ、ニューヨークと続いていきます。
パラパラめくって見てもいいし、目次から気になる項目をピックアップして見てもいいし、アイデアに行き詰まったときに見るのも良さそうです。
実用的な配色使用例とテーマ解説
見開きの左ページには配色のテーマ、コンセプト、文化や場所に関する解説、イメージ、配色の仕方、ポイント、配色セットなどが書かれています。
右ページには配色セットを実際に使用したデザイン例、パターン例、イラスト例が掲載されていて、デザインの現場ですぐに役立つ実用的な一冊です。
憧れの場所・物語などのイメージが形にできる
ページをめくると、フランスの凱旋門や、イスタンブールにある通称ブルーモスクなど、憧れの場所のイメージが形にできる配色が豊富に揃っています。
テーマは場所だけでなく、不思議の国のアリスやタータンチェックなど、世界各国のイメージに関連する物語や柄なども掲載されています。
タータンチェックの配色は、自分で一から色を選んで組み合わせるのが難しそうな印象がありましたが、本書のサンプルを参考に今度何か作ってみたいです。
世界の文化や色について知識が深められるコラム
各パートの合間にあるコラムも、世界の文化や色についての知識が深められるのでオススメです。こちらは世界の朝ごはんについての解説。
世界の国々の歴史や国旗、民族衣装の解説と配色を知ることができるコラム。色の面積・配分などについても考えるきっかけになっておもしろいです。
他にも世界のスタバ、世界標準の色見本帳、文化による色のイメージの違い、世界のカラフルなお祭りなど、様々な切り口のコラムが掲載されていて、読み物としても充実した一冊になっています。
まとめ
配色アイデア手帖シリーズ最新刊『世界を彩る色と文化 めくって旅する新しいデザインの本』をご紹介しました。
本書は世界の色や文化に触れながら、実用的かつ多彩な配色サンプルが豊富にまとめられた一冊になっています。
配色アイデア手帖シリーズに日頃からお世話になっている一ファンとしてもオススメの本なので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
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献本のお礼
最後に、「配色アイデア手帖 世界を彩る色と文化」をご恵贈いただいたSBクリエイティブの担当者さまにお礼申し上げます。