「本を読みたい」「勉強したい」と思っていても、忙しい毎日の中でなかなか時間がとれないことってありますよね。
先日、フォロワーさんから次の質問をもらいました。
ニュースやトレンドのインプットは、日々どのようにされていますか?
あらためて考えてみると、わたしはインプットを無理なく、効率よくするため、自然と日常に取り入れていることに気づきました。
- 朝の支度中に音声で「ながらインプット」
- 夜のリラックスタイムで、じっくり読みたい本を読む
- 情報のジャンルは、時間帯で変える
- 「自分が知りたいこと」を決めてから知りにいく
この記事では、そんなわたしの「毎日のインプットルーティン」を紹介します。忙しい中でもムリなくインプットを続けられるヒントになればうれしいです!
日常的に見聞きしているポッドキャストやYouTubeのリンクもまとめたので、ぜひ最後までお楽しみください。
Contents
インプットの前に、どんな情報がほしいのか?
インプットというと、つい情報をたくさん集めることが目的になってしまいがちです。情報は少ないより多いほうが良いですが、過度なインプットは足かせになることもあります。
情報がかんたんに手に入る現代では、頭でっかちになる一方で行動に移せない、という方もいるかもしれません。
そこでわたしが大切にしているのは、「いまの自分に必要な情報は何だろう?」と問いを立てることです。
- いま、深めたい知識は?
- 人生をもっと楽しむために、何を学ぶ?
- 何を学べば、仕事の成果を最大化できる?
- 興味があることや挑戦したいことは?
これらの問いを立てることで、ただひたすらに流れてくる情報をあびるのではなく、自分から情報を取りに行くことができます。
SNSやYouTubeを見ていると「なんとなく有益っぽい情報」がたくさん流れてきます。でも、あとから振り返ると「何を見たか覚えてない」「気づいたら10分、20分と時間が過ぎていた…。」なんてことはあるあるじゃないでしょうか。
そんな受け身なインプットをしないためにも、まずは「インプットの目的」を明確にすることを大切にしています。
実際のインプット内容
インプットの目的を自分なりに考えた上で、次の種類の情報をインプットしています。
- 日本や世界で話題になっていること(ニュース)
- 仕事に役立つ知識(ビジネス・業界トレンド・仕事効率化・スキルアップ)
- 学びたいこと・興味があること(暮らしや手帳活用など)
- 感性を磨くもの(小説・エッセイ・哲学・アート)
いま自分が生きている世界はどうなっているのか?今後はどうなるのか?といった時事やトレンドから、人生や暮らしを豊かにするヒント、仕事に活かせる知識などをインプットしています。
また、すぐ役に立つ情報ばかり取得していると頭がカタくなってしまうため、小説やエッセイも読み、想像力と感性を育んでいます。人類史や哲学、アートに関する本も好んで読んでいます。
仕事で関わらせていただくお客さまの事業や業界について理解を深めるため、専門的な書籍を読むこともあります。たとえばここ数年は、AIや脱炭素、電気自動車(EV)、アパレル産業に関する勉強などをしていました。
具体的なインプット方法は後述しますが、主な情報源は書籍、ポッドキャスト、YouTubeです。複数のメディアをかけあわせて活用することで、飽きなく、効率よくインプットできます。
毎日のインプット習慣
具体的にいつ、どのような方法でインプットしているのかを紹介します。基本は「朝」と「夜」にインプットすることがほとんどです。
朝:ながらインプット中心で効率よく情報収集

朝は6時〜7時ごろに起きて活動を開始します。平日は10時ごろに出社することがほとんどなので、起床から会社に到着するまでの時間=インプットチャンスは3〜4時間くらいになります。
出社までにはブログや手帳を書く時間、コーヒーをいれて一息つく時間などもあるため、実際のインプット時間は2〜3時間ほどです。
以下、朝の具体的なインプット(アウトプット)方法をまとめてみました。
6:30 – 6:45 | 起床 → モーニングページ |
7:00 – 7:30 | 手帳・ノートを書く |
7:30 – 8:30 | ブログを書く、コーヒーを入れる |
8:30 – 9:00 | 読書、勉強、2回目の手帳・ノートタイム |
9:00 – 9:30 | ポッドキャストかYouTubeで音声を聞きながら身支度 |
9:30 – 10:00 | 通勤中にビジネス系のインプット ・歩行中:ポッドキャストかYouTubeの音声を聞く ・電車の中:本やメディア記事を読む |
起床後すぐに脳の排水(モーニングページ)をしたあと、アウトプット → インプットの順で過ごしています。この記事も朝に書いています。
先にアウトプットをする理由は、インプット→アウトプットの順では考えが引っ張られたり、自分の意見が薄まってしまうためです。できるだけ頭がクリアな状態でアウトプットできるよう、朝のスケジュールを意識しています。
また、朝は仕事スイッチをいれるためにニュース、ビジネス、自己啓発、スキルアップ系のインプットを中心に行なっています。
- ニュース:ポッドキャスト、たまにYouTube
- ビジネス・スキルアップ:本、YouTube、ポッドキャスト
トレンドや最新の情報は、ポッドキャストやYouTubeなどの音声・動画メディアから仕入れることが多いです。時間をあまりかけずにニュース・トレンドを知りたいときは、配信や動画のタイトルだけサーッとチェックすることもあります。
書籍については時間をかけて作られることが多いため、最新の情報やトレンドよりも「体系化された情報」を取得するときに便利です。じっくり学びたいとき、専門的な知識を得たいときに有効です。
夜の読書で人生を豊かにする

夜は寝る前に本を読みます。1日がんばった自分を癒すため、好きなエッセイや小説を読み、リラックスモードで眠りにつくのが日課です。
20代のころは朝も夜も仕事のことを考えるワーカホリックでしたが、30代となったいまは仕事を人生の第一優先にせず、適度な距離を保つようにしています。夜は仕事のことを考えないと決めて、やわらかいエッセイやフィクションを楽しんでいます。
また、読書にはストレス解消や死亡リスクの軽減、認知機能の維持など、さまざまな効果があると言われています。
たった6分でストレスを68%も削減する…音楽鑑賞、散歩、コーヒー、ゲームよりも効果的なストレス解消法|PRESIDENT Online
メリカのイェール大学の12年間にも及ぶ調査では、週に3.5時間まで読書をするグループは、向こう12年で17%ほど死亡リスクが低かったこと、また平均して2年ほど長生きであったことが統計で明らかになりました。
読書などの精神を刺激する活動を続けていけば、認知低下が32%遅くなること(米・ラッシュ大学メディカルセンター研究調査)や、たった6分の読書がストレスを68%も削減する効果があり、音楽鑑賞や散歩、コーヒー、ゲームよりも効果的であること(英・サセックス大学)等も、研究の結果としてわかっています。
その日の疲れやストレスを次の日にひっぱらないためにも、価値観や想像力を豊かにするためにも、夜の読書は欠かせません。
インプットに使っているメディア
最後にお気に入りのポッドキャスト番組やYouTubeチャンネルを紹介します。インプットに活かせるものをピックアップしたので、興味があれば視聴してみてください。
PodCast(ニュース・ビジネス・雑談多め)
ポッドキャストはニュースやビジネス、雑談系をよく聞いています。特にニュース系は短くまとまっていて、朝の身支度をしながらのインプットに最適です。
ニュース
最近のニュースをサクッと知りたいときは、音声を聞かずにタイトルだけチェックすることもあります。複数の番組をお気に入りにいれておくことで、バラエティ豊かな情報収集が可能になります。
ビジネス・マーケティング・働き方
- 東京ビジネスハブ
- 経営中毒 〜だれにも言えない社長の孤独〜
- 週刊 日経トレンディ&クロストレンド
- REINAの「マネーのとびら」
- 才能が見つかれば、仕事も人生もうまくいく|TALENT TALK(タレントーク)
- 日本IBM 誰かに話したくなる”〇〇”の話
- 働く女と○○と。
- 誰もやらないビジネスのつくり方
- 定時までに帰れるラジオ(更新終了)
- キャリコン編集長通信「仕事と人生の話をゆるゆると」(更新終了)
- 経済番組 グリーンビジネス(更新終了)
雑談・その他
- 歴史を面白く学ぶコテンラジオ
- となりの雑談
- 岸政彦の20分休み
- TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』
- WONT(ウォント)
- 安住紳一郎の日曜天国
- 田村淳のNewsCLUB 今週のスゴい人
雑談や生き方に関するポッドキャストは、帰宅中や夜のリラックスタイムに聞いています。人が話しているのを聞くと安心感があるというか、なんか癒されるんですよね。
YouTube(ビジネス系多め)
YouTubeはビジネス系のチャンネルを中心に視聴しています。
昔は本の要約チャンネルを見たりもしていましたが、いまは複数の人が意見を交換しあっている動画、インタビュー動画のようなものを好んで見ています。
最近読んだ本のまとめ
読んだ本はマイペースに紹介しています。できれば毎月、読書記録として記事をまとめたいのですが、スキップしてしまう月が多いのが現状です。インスタではもっと気軽に紹介しています。
気になる本があれば読んでみてくださいね!
Kindle Unlimitedで、隙間時間を学びの時間に
インプットには、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」の活用もおすすめです。月額料金を支払うことで、対象の本を読み放題で楽しめます。
- まとまったインプットの時間はとれないけど、隙間時間で学びたい
- 本を持ち歩いて荷物を重くしたくない
- 気になる本をサクサク・たくさん読みたい
そんな人におすすめです。わたしは移動中や電車・病院・役所などの待ち時間も退屈な時間にしたくないので、紙の本がかばんに入っていなければ、Kindle Unlimitedで気軽に本を読んでいます。
スマホは小さめのiPhone 13 miniを使っていますが、特にストレスなく読めます。マーカーをひいてあとから重要ポイントを見返すこともできて便利です。もう5年ほど愛用してます。
習慣化すれば無理なく、効率よくインプットできる
忙しいとつい「インプットの時間がない」と思ってしまいがちですが、
- 自分がほしい情報を取りにいく
- ながらで取り入れる
- 朝の時間を有効活用する
- 時間によってインプットの内容を変える
など少しの工夫で、無理なく、効率よく情報を取得できるようになります。そして自分にあった方法が見つかると、自然と習慣になっていくものです。
情報があふれるいまだからこそ、「自分はどうありたいのか」「なぜその情報がほしいのか」を考え、自分で選ぶことも大切。受け身にならず、無理なくつづけられるインプットの形を、引き続きアップデートしていきたいです。
あなたも無理なくつづけられるインプットのかたちを見つけてみてくださいね。