「Twitterがなくなるかもしれない」
そんなうわさを聞いて思ったのは、「サービスはいつなくなるかわからない」「どれだけフォロワーが多かろうと、有益なことをつぶやいていようと、そのサービスがなくなれば無になる」ということ。
プラットフォームサービスに依存している限り、サービスの終了による影響は避けられません。でも、複数のサービスを運用していればリスクは下げられるはず。また、自分でサーバーを借りたブログなら、サービスの影響を受けずにコンテンツを管理できます。
この記事では、複数のSNSとブログを運用するメリットを書いていきます。
Contents
SNSプラットフォームを複数利用するメリット
日本で人気のSNSプラットフォームには、Twitter、Facebook、YouTube、Instagram、TickTockなどがあります。複数同時に運用すれば、以下のメリットがあります。
- どれかサービスが終了しても他が残る
- かけあわせによる相乗効果が得られる
- 幅広いユーザーとの接点がつくれる
- アウトプットの訓練になる
それぞれのメリットについて詳しく書いていきます。
どれかサービスが終了しても他が残る
冒頭でもお伝えしたように、SNSプラットフォームを利用している限り、サービス終了に伴う発信内容とフォロワーのリセットからは逃れられません。
ただ、ひとつのサービスにしぼらず複数のサービスでアカウントを運用していれば、どれか1つがなくなっても発信をつづけられます。複数アカウントを運用する手間や時間はかかりますが、リスクの分散ができます。
わたしはTwitter、Instagram、ブログの3つを同時に運用し、それぞれのリンクをまとめるハブとしてLinktreeを使っています。
Linktree:linktr.ee/fuyuna
「フォロワーを増やすぞ!」という気持ちは特にありませんが、Twitterには7,000人以上、インスタには1,000人以上のフォロワーさんがいます。もしTwitterがなくなっても、SNSの総フォロワーは0にならず、1,000人以上が残ります。
かけあわせによる相乗効果が得られる
複数のサービスを活用することで、1つのアウトプットからさらなるアウトプットを生み出せます。需要を把握して次のアウトプットにつなげることもでき、相乗効果が狙えます。
せっかく発信するなら、1回の行動で最大の効果を得たいですよね。
以下、わたしのTwitter、Instagram、ブログのかけあわせて活用例です。
- ブログを書いたらTwitterでシェアする
- 同じくInstagramのストーリーでシェアする
- Twitterで反応があったことをブログにまとめる
- Instagramで多く保存された内容をブログで深掘りする
- SNS運用で得た知見をブログに書く
ブログを書いたら、リアルタイム性が高いTwitterとInstagramストーリーで記事を紹介。Twitterはリツイートによる拡散性も高いため、より多くの方に記事をシェアできます。
また、TwitterやInstagramで反応がよかった投稿は、需要がある可能性が高いため、ブログで深掘りすると読まれやすいです。
140字の制限があるTwitterと違って、ブログは記事を作るのに少し時間がかかります。自分のリソースを有効活用するためにも、こうした需要の把握、読まれる記事を生み出す工夫をしています。
この記事のように複数アカウントを運用しているからこそ書ける記事もあるため、ネタに困らないメリットもあります。
幅広いユーザーとの接点がつくれる
繰り返しになりますが、Twitterは情報の拡散性が高く、1つの投稿を多くの人に届けられる可能性があります。時間をかけて書いたブログ記事、より多くの方に読んでもらいたいですよね。
また、Googleなどの検索からブログに訪れた人が、運営者に興味を持ってSNSを見ることもあります。同じように、SNSがきっかけでブログの読者になってくれる人もいます。ブログやSNSには、双方向のリンク貼って導線を用意しておきましょう。
また、SNSにはユーザー層が異なる特徴もあります。
たとえば、Twitterの利用者は20〜40代が多く、特に20代の利用率が高いとされています。また、流れが早いためトレンドに敏感なユーザーが多く、男女比ではやや男性が多め。
Instagramは10〜60代とTwitterよりも幅広い年齢層で利用されており、やや女性の利用者が多め。ビジュアル優位で世界観を作るアカウントが昔は多かったけど、最近は文字入れ投稿による有益系アカウントの増加、EC機能の充実により情報収集・購買目的のユーザーも多くなっています。
このようなSNSプラットフォームの特徴をおさえて運用すれば、幅広いユーザーとの接点ができ、認知拡大につながります。
アウトプットの訓練になる
アウトプットはやればやるほど上手くなります。
文章や画像・写真などを人に見られるように発信することで、「もっとこうした方がいいかも」と改善のきっかけ、新しい気づきが生まれます。
「もっと上手くなりたい」「もっと多くの人に伝えたい」という気持ちが生まれれば、そこからさらに勉強をしたり、人にフィードバックをもらって成長することもできます。
数をこなす、これは誰にでもできる訓練。
何にしろ、質を上げるには数が必要。
アウトプットの上達は、SNSやブログでの発信以外に仕事でもプラスになります。わたしはデザイナーですが、作って終わりではなく、その過程やストーリーを届けるところまでが自分の仕事だと思っています。だから担当したプロジェクトに関する記事を書くことも多いし、クライアントさんはそれを見てさらに喜んでくださいます。
会社のブログで記事を書けば、採用やお仕事のお問い合わせにも貢献でき、みんなも、自分もしあわせになれます。
話が少しそれましたが、複数のSNSプラットフォームやブログを通してアウトプットを増やすことで、発信の精度が上がる。これは間違いないと思います。
ブログはサービス終了に影響を受けない
記事のはじめに「サービスはいつか終了する」「どれだけフォロワーが多かろうと、有益なことをつぶやいていようと、そのサービスがなくなれば無になる」と書きましたが、ブログは別です。
自分でサーバーを借りて運用していれば、サービスの終了に影響を受けず、自分だけの資産を積み上げていけます。自分でコンテンツをコントロールできます。
サーバーやドメインを用意し、デザインを決め、記事を書くといった最初のハードルは少し高いですが、自分のアウトプットを守り、価値を積み上げていくためにも、わたしはブログをオススメしますし、これからも続けていくつもりです。
このブログでも利用しているWordPress(ワードプレス)でのブログの始め方とコツは、以下の記事に書いています。よければ参考にしてみてください。
まとめ:複数のSNSとブログの同時運用がオススメ
TwitterやInstagramをはじめとした複数のSNSプラットフォームを運用するメリットと、自分のブログを持つメリット、それらのかけあわせについて紹介しました。
複数のアカウントを同時に運用するのは大変かもしれませんが、リスクの分散ができ、それぞれの相乗効果、発信力の向上を考えれば、やる価値は十分にあります。
また、個人の発信力が高まっている時代です。フォロワー数に応じて手当を与える企業もあるほど、アウトプットが得意な人、影響力のある人が求められている時代でもあります。これからのキャリアのためにも、発信力を磨いておいて損はありません。
自分のリソースと相談しながら、SNSやブログの運用について考えてみてください。