モネ展の予習にも最適🍃 モネ好きがおすすめする「モネ」に関する本4選

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東京・上野の森美術館で『モネ 連作の情景』展が開催中ですね。来年には大阪での展示もはじまり、大人気のモネの展覧会に、きっと多くの方が訪れることでしょう。

かくいうわたしもモネの作品が大好きで、これまで企画展や美術館などに足を運んでは、「もっとモネや作品について知りたい!」と本などで学んできました。

モネの人生や作品が描かれた背景、印象派が登場した時代、エピソードなどを知ることで、アート鑑賞はさらに楽しくなります。

ということで、この記事ではモネ好きがモネ・印象派初心者さんにおすすめする、「モネに関する小説・書籍」を4冊紹介します🪷

ジヴェルニーの食卓

印象派の画家として知られているモネ、マティス、ドガ、セザンヌ。異端児や精神異常者と呼ばれながらも新時代を切りひらいた4人の短編集です。

本のタイトルになっている「ジヴェルニーの食卓」は、モネが主人公の物語。それぞれ4つの短編小説は、主人公となる彼らの身近な女性の視点で語られ、まるで自分がそこにいるかのような感覚さえ覚えます。

モネがアトリエに通い、庭と光を愛でる生活、ジベルニーでの暮らし、視界がかすむ中で描いた睡蓮…。エピソードをたどることで、読了後にはモネの作品を見て「こんな気持ちで、このへんに座って書いてたのかな」とモネが描いていると、その目の前に広がっていたであろう光景をより具体的にイメージするようになりました。

史実をもとにしたフィクション短編集『ジヴェルニーの食卓』。小説が好きな方はぜひ読んでみてください。

モネのあしあと 私の印象派鑑賞術

「印象のままに描いた落書き」と酷評され、印象派のはじまりとなった作品「印象、日の出」。これを描いたモネの人生や印象派の潮流などを解説した本です。

著者は『楽園のカンヴァス』『たゆたえども沈まず』『ジヴェルニーの食卓』などの作品を世に送り出してきた原田マハさん。森ビル森美術館設立準備室在籍やニューヨーク近代美術館での勤務、アートコンサル、キュレーターなどを経て作家活動をされている、美術史小説のプロです。

モネのあしあと』のなかでは、モネの生い立ちから人生、印象派が生まれた経緯、モネが生み出してきた大睡蓮画などについて、図版たっぷりで紹介されています。

モネの作品はもちろん、印象派の作品鑑賞がより楽しくなること間違いなしの一冊なので、ぜひ読んでみてください。

イラストで読む 印象派の画家たち

モネをはじめとする印象派の画家たちは、いまでこそ人気となり展覧会が大盛況ですが、彼らにも苦労の時代がありました。

サロンと呼ばれるコンクールのようなものに作品を出品しても落選ばかり。当時の人々からは疎外され、評論家からは「精神異常者」呼ばわりされていました。経済的にも厳しい中、彼らはめげることなく、家族や友人同士で助け合い、苦境をしのぎました。

イラストで読む 印象派の画家たち』は、そんな彼らが生きた時代背景や人生、関係性、エピソードなどをイラストから楽しく学べる本です。

「小説など本を読むのが苦手」という人でも手に取りやすく、モネや印象派についての基本的な知識を得たい方におすすめの一冊です。

モネ作品集

最後にご紹介するのは、モネの作品集です。

モネが生み出した『印象、日の出』から、代表作『睡蓮』、『積み藁』『ルーアン大制度』『サン・ラザール駅』など、さまざまな作品について生涯を追いながら解説されています。

モネ展に行って「モネについてもっと知りたい!」と思ってから読むのも良し、事前に予習してから鑑賞を楽しむも良し。どちらにせよモネと彼の作品への興味がより深まると思います。

解説が興味深く学びにつながるのはもちろん、書籍自体も大型本でフルカラーなため、見応えもたっぷりです。約4年前に読了して以降、いまもたまにパラパラ見て楽しんだり、展示を見に行く前に復習したりしています。

モネの作品集がほしいという方は、よければチェックしてみてください。

おわりに

お気に入りのモネ本を4冊ご紹介しました。

アーティストの人生やエピソード、作品が制作されたときの背景など知ることで、アート鑑賞はもっと味わい深く、楽しい体験になります。

現在、東京上野の森美術館では『モネ 連作の情景』展が開催されており、来年は大阪でも展示がはじまります。

見に行く予定があるかたは、ぜひこの記事で紹介したモネ本を手に取り、アート鑑賞をより有意義な時間にしてみてください📚

『モネ 連作の情景』イベントページ

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fuyuna
都内のデザイン会社に勤務するデザイナー|ウェブデザイン・モーションデザイン・グラフィックデザイン|元理学療法士|デザイン・アート・インテリア・お出かけ好き