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【Illustrator】ペンツール・ベジェ曲線の練習方法を紹介。ロゴトレースをやってみた

【Illustrator上達法】ペンツール・ベジェ曲線の練習方法
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Illustrator(イラストレーター)の「ペンツール」に苦手意識があったので、練習方法を考えて実践してみました。

ロゴやアイコン、グラフィックの制作など、デザイナーにとってペンツールの使用は欠かせません。表現の幅を広げ、品質を高めるためにも、苦手を克服する必要があります。

この記事では、わたしが実践して効果的だと感じた「ペンツールの練習方法」を紹介します。初学者でも楽しく学べる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

Illustratorの基礎を学ぶ

そもそも「Illustratorをあまり使ったことがない」「基本的な使い方がよくわからない」という方は、ツールの機能や基礎的な使い方を学ぶところからはじめましょう。

おすすめは、本を使って学ぶことです。

本は情報が体系的にまとめられており、順を追って効率よく学べます。かんたんそう、わかりやすそうと思える本を活用することで、途中の挫折リスクが減り、自信がつきます。

わたしは下記の書籍を購入し、Illustratorの基本を学びました。

ゲームであそびながら慣れる

ペンツールの練習その1は、ブラウザで利用できる「ゲーム」を活用することです。

The Bezier Game
The Bezier Game

「The Bézier Game」は、シンプルな図形をなぞることで、ペンツールの練習ができるサイトです。無料で利用できます。

お手本のチュートリアルが事前に表示されるため、「描き方がまったくわからない!」ということが起こりにくく、ペンツール初心者におすすめです。図形の複雑さも少しずつ上がっていくため、気づけばいろんな形を描けるようになっていた、という感じで、自然にペンツールの扱いに慣れることができます。

わたしは「ペンツール強化期間」を決め、このゲームに毎日取り組んでいました。その際、「Illustrator上で同じ形を描画できる」レベルを目標にしていました。

The Bézier Game

ロゴをトレースする

図形の描画がある程度できるようになったら、企業やサービスの「ロゴ」をトレースしてみましょう。トレースとは、上からなぞること、書き写すことを意味します。

できれば円や長方形など、シンプルなシェイプのものから練習するのがおすすめです。

トレースすることで気づける形の意味、細部の処理や共通点などはたくさんあります。じっくり観察し、考えながら取り組むことで、デザインの勉強にもなります。

実際にトレースしたロゴ

わたしが実際にトレースしたものをまとめてみました。ロゴ以外のものも含まれていますね。どれも素敵なデザインで、とても勉強になりました。

トレースの際には、丸や四角といった基本の図形も使用しました。図形やパスファインダーをうまく活用することで、より美しく、洗練されたシェイプを作れることを学びました。

見本のロゴは「自分のレベル」に合わせて選ぶ

トレースの見本を選ぶときは、「ちょっと苦手」な形が含まれているものを選ぶといいでしょう。学習において、難易度の設定はとても重要です。

複雑過ぎるもの、自分のレベルに合わない見本を選んでしまうと、挫折リスクが高くなります。「少しがんばればできる」レベルの練習を積み重ねることで自信にもつながり、成長しやすいです。

上記で紹介したトレースの見本は、「ロゴストック」さんのサイトから拝借しました。

logo stock(ロゴストック)

画像サイズが小さいものもありますが、拡大して少し荒れるぐらいの方が練習になるかもしれません。自分の頭を使って考える訓練にもなります。

トレースしたら人に見てもらう

ロゴや画像をトレースした後は、自己完結せずに「人に見てもらう・意見をもらう」ことが上達への近道です。

人に見てもらうことで、自分では気づけないミスや改善点に気づけます。自分のレベルを把握するためにも、客観的な評価をもらいましょう。

「ここ、ガタガタじゃない?」
「見本と同じ効果がかかってないよ!」
「一緒にやって気づきを共有しよう」

そんな会話から、新しい気づきや学びが生まれるはずです。複数人で同じロゴをトレースしてみるのもおすすめです。ゲーム感覚で盛り上がれて楽しいですよ。

まとめ

Illustratorのペンツール・ベジェ曲線の練習方法を紹介しました。

繰り返しになりますが、技術を取得する上で重要なのは「繰り返し練習すること」です。楽をせず、たくさん手を動かしましょう。以下、本記事の内容をまとめます。

  • ゲームを使って楽しく慣れる
  • ロゴトレースで技術・デザインを学ぶ
  • 自分のレベルに合った難易度を選択する
  • 手を動かすことが成長への近道

デザインの仕事を行う中でペンツールの苦手意識は薄れましたが、まだまだ修行中の身であることは変わりません。ということで、もっと使い倒していきます。

最後に、ロゴデザインが学べる書籍も紹介します。どれも繰り返し読んでいる本です。よければ参考にしてみてください。

ABOUT ME
fuyuna
都内のデザイン会社に勤務するデザイナー|ウェブデザイン・モーションデザイン・グラフィックデザイン|元理学療法士|デザイン・アート・インテリア・お出かけ好き