ポートフォリオをNotionで作って公開しました。
デザインやモーションなどで関わったプロジェクト実績、書いた記事、登壇実績、プロフィールなどをまとめています。
FigmaやSTUDIOでの作成も考えましたが、現時点ではNotionが最適だと考えました。この記事では、ポートフォリオをNotionで作った理由についても紹介します。
ポートフォリオ作りで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
Contents
公開したNotionポートフォリオ
Notionで作ったポートフォリオは、下記のリンクからご覧いただけます。
閲覧中、リアルタイムで内容が更新される場合があります。そのときは温かく見守ってください(誤字ったり悩んで何度も書き直したりしてるかも…)
ポートフォリオをNotionにした理由
ポートフォリオを作るにあたり、FigmaやSTUDIOの使用も検討しました。実際に試してみたりもしましたが、現段階ではNotionが最適と判断しました。その理由は以下です。
- コンテンツ作りに集中できる
- 更新のハードルを下げられる
- ワイヤーフレーム・構成書的な使い方ができる
- リアルタイムでの更新が新鮮
特にコンテンツ作りに集中できること、更新のハードルを下げられることが大きく、今後の展望を考えても、Notionが最適でした。
以下、それぞれの理由についてもう少し詳しく書いていきます。
コンテンツ作りに集中できる
FigmaやSTUDIOはデザイン・表現の幅が広いところが魅力ですが、内容が確定していない段階では見た目に意識を持っていかれやすく、構成や言葉など、本来もっとも大切にすべき部分に集中できませんでした。
その点、見た目のカスタマイズ性に制限があるNotionなら、コンテンツ作りに集中できます。見出しやマークダウン、リンクの挿入もショートカットでパパッとできるため、思考が途切れないのもうれしいところ。
シンプルなUIで長時間使ってもストレスがないところも含めて、今の自分にはNotionが最適だと判断しました。
ワイヤーフレーム的な使い方ができる
コンテンツ重視で作ったNotionポートフォリオは、今後デザインしてウェブサイトや資料に発展させることもできます。
作りながら考えたいタイプの人なら別ですが、わたしは伝えることの整理、順番、ボリューム、掲載する素材、導線など、いわゆるワイヤーフレームをよく検討してからデザインを作りたいタイプ。
ということで、まずはNotionにまとめて公開し、必要に応じてFigmaやSTUDIOなどで展開することにしました。
なお、いまのところNotion以外でポートフォリオを作る予定はありません。現在の勤務先をやめることも、転職することも考えてないです。「転職も考えてないのになぜポートフォリオを?」と思われる方もいるかもしれませんが、それはまた別の記事にまとめたいと思います。
更新のハードルを下げて鮮度を保つ
更新にかかる手間は多ければ多いほど、心理的ハードルが高くなり、更新が滞ります。(デザイナーに転職するとき作ったポートフォリオサイトがその状態です…)
その点、Notionのコンテンツはウェブで公開しておけばサーバーにアップする手間も、WordPressにログインして更新する手間もかかりません。リアルタイムで更新されます。
「編集中の画面を見られたくない」「確認をしっかりして公開したい」という場合は、公開していない別のページで作業して、それをコピペする方法もあります。
それが手間だと言われればそこまでですが、WordPressなどサービスにログインして管理画面にはいり、内容やページの作成・編集を行い、公開する、といった手順をふむよりは楽だと思いました。
リアルタイムでの更新が新鮮
繰り返しになりますが、Notionはリアルタイムで内容の更新・配信ができるため、タイミングが合えば訪問者が更新を見学できます。
ちょうど見ている箇所や文章が変更されると不便かもしれませんが、ポートフォリオの更新に立ち会える機会はなかなかないので、ちょっと新鮮かもしれないと思いました。
更新の過程も楽しめるポートフォリオができたらおもしろそう。作っているのは不完全な人間だし、会社でもない一個人。悩んで書き直す過程が見えてもいい。そんな好奇心と実験的な意味でも、Notionがいいと思いました。
Notionポートフォリオの注意点
Notionでポートフォリオを作るとき、注意しておきたいポイントは以下です。
無料プランでアップロードできるファイルは5MBまで
デザイナーのポートフォリオでは画像をたくさん使うことが多いですが、Notionの無料プランでは「5MB」とファイルアップロードの容量に制限があます。
年間$8で利用できる1つ上のプランからは無制限となりますが、無料で使いたい場合はファイル容量の制限を意識しておきましょう。
画像ファイルはできるだけ圧縮し、動画はYouTubeやVimeoにアップロードしたものを埋め込むのがおすすめです。高解像度の画像・動画は5MBを超えてしまうことがあるので、わたしもこの方法で対応しました。
アナリティクスで解析できることに限りがある
2023年2月のNotionアップデートで、閲覧者数を見れるアナリティクス機能が実装されました。
せっかくのパブリック公開。閲覧者数を知れるのはうれしいのですが、Googleアナリティクスほどまとまったデータを見れないのは少し残念です。
どれだけのユーザーがページを見たか、どのページが特に見られているか、ユーザーが滞在していた時間などの情報がわかれば、データとして今後の参考になりそうでしたが、標準機能でわかるのは「閲覧数」のみでした。
外部の有料サービスを使えば、Googleアナリティクスの埋め込みができるようなので、どうしてもアクセス解析をリッチにしたい場合は、そういった方法も探ってみてください。
まとめ:アウトプットや活動の整理に最適
新しく作ったポートフォリオの紹介と、Notionで作った理由でした。
Notionでポートフォリオを作ることで、コンテンツ作りに集中でき、編集、更新がしやすくなります。将来的にポートフォリオサイトやPDF資料にまとめたい場合も、ワイヤーフレーム的な役割を果たしてくれるでしょう。
現時点で転職する意思がなくても、仕事で関わったことや日々のアウトプットを可視化し、整理しておくことで、自分のできることと今後のキャリアを分析できます。
そこからさらなる成長や挑戦につながることもあるでしょう。そう信じて、Notionで作ったポートフォリオを今後も更新、ブラッシュアップしていきたいです。
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