1ヶ月の振り返りで心を整える。次の1歩が見える6ステップ習慣
手帳とノートを書く日々のなかで、毎月ひそかに楽しみにしていることがあります。それは、1ヶ月の振り返りです。
仕事もがんばりたいし、ブログや個人の発信も続けたい。毎日の暮らしも人生も、ぜんぶ大切にしたい。そんな欲張りなわたしを支えてくれているのが、この振り返りの時間です。
「気づいたら1ヶ月が終わっていた」
「がんばっているのに、焦りが抜けない」
「達成感や前に進んでいる感覚が薄い」
そんな心の揺らぎも、振り返りで少しずつ整っていきます。さらに「来月をどんなふうに過ごしたいか」を自分で選べるようになると、毎日の満足度が高まり、次の一歩も自然と見えてくるんです。
この記事では、わたしが毎月やっている「1ヶ月の振り返り習慣」を6つのステップにわけて紹介します。だれでもマネできるフォーマットなので、気軽に試してみてくださいね。
振り返りの効果とは?
わたしの振り返りは、失敗から学ぶ「反省」というより、静かに自分を見つめ直す「内省」の要素が大きいです。
「できなかった」に注目しすぎると落ち込みますが、「これできたじゃん、すごい!」「あれも今月だったんだ!?すごいじゃん!」と自分を肯定しまくるので、終わったあとは気持ちスッキリ、前向きになっています!(月末のごほうびタイム)
ほかにも、次のような効果を実感しています。
- 達成感と気づきを得られる
- 思考や行動のクセを発見 → 対策できる
- 成功パターンに気づく → 再利用できる
- 次のアクションが浮かぶ → 行動しやすい
- 理想と現実のギャップを測れる
- 大切にしたい価値観・自分軸が定まる
- 毎月フレッシュな気持ちでスタートできる
振り返りは、歩いてきた足跡を見返すようなもの。たまに立ち止まって「このまま進んでいいのか?」「もう少しこうしたほうがいいかも」と確認や軌道修正をすることで、着実にゴールへ近づけます。
現在地とゴールがぼんやりしたまま走っても、ただ疲れるだけ。途中で気力や力が尽きてしまうことだってあります。そうなったら、せっかくのがんばりがもったいない。
また、ゆっくりでも前に進んでいることがわかれば、達成感と安心感を得られます。それらは自己効力感や自信につながり、次の挑戦や課題へ向かいやすくなります。
足跡をたどるうちに「新しい気づき」に出会えることもあります。「実はこういうことに興味があるのかも」「自分はこれが得意なのかも」と発見があったりします。時間と視点を変えて眺めてみるだけで、世界が少し広がって見えることがあります。
1ヶ月の振り返りフォーマット

1ヶ月の振り返りには、手帳とノートを使います。手帳は過去の記録を確認するために使うので、なければカレンダーやメモでもOKです。
わたしは毎回、次のフォーマットで振り返っています。
- 内面・行動・結果を書く
- つながりを見つける
- 気づいたことをメモする
- どんな1ヶ月だったか?
- 本当はどうなりたいか?
- 来月の目標
ノートは見開きで使います。左ページには「内面・行動・結果・メモ」を書きます。はじめに線を引いてスペースを区切っておくと、書きやすいです。右ページには、1ヶ月のまとめと理想、来月の目標を書きます。
これまでいろんなフォーマットを試しましたが、いまはこれがしっくりきています。左側で事実や感情と向き合い、右側で解釈 → 未来へとつなげていく感じです。
集中すれば30分くらいで書けます。ただ、ノートを通して自分と向き合う時間は、わたしにとっての癒しや瞑想の時間でもあるため、気づけばコーヒーやおやつをつまみながら1時間ほど書いていることがほとんどです。
1)内面・行動・結果を書く

まずは1ヶ月のできごとや感情を振り返ります。左ページの内面・行動・結果について、自分にとって大切だと思うものを書き出します。
内面:主観的な思い
内面には、その月の気づきや感じたこと、大切にしたい思いなど、主観的な「自分の声」を書きます。たとえば「ヘアケアに関心があった」「仕事が忙しい、納品が重なるとタスクも心も余白不足になる」といった感じです。プライベートと仕事を分けずに書きます。
行動:やったこと
行動は、その月にとった行動について、「事実」を中心に書きます。7月末のわたしは、「現場調査にいった」「WordPressのプラグインを見直した」「ドライヤー新調」などを書きました。たまに感想を添えることもあります。
結果:客観的な事実
結果には、その月に得られた結果や成果を書きます。行動と同じく、客観的な「事実」に注目します。たとえば「読書4冊」「ブログ4記事」「Lumaの売上〇円」「ブログのPVが2倍になった(UUは著変なし)」といった具合です。うまくいったことに限らず、挑戦して失敗したことを書きます。望んだ成果が得られなくても、「検証結果」として受け止め、深堀りすることで、きっと次に活かせます。
ヒント:それぞれは独立した項目と考える
内面・行動・結果は、必ずしもつながっていなくてもかまいません。行動からすぐ結果が出るとは限りませんし、心とはちぐはぐな行動をとることもあります。わたしたちはロボットではなく、矛盾を抱えて生きる人間です。その月の自分をねぎらいながら、思いついたことや心に残っていることを、素直に書けばOKです。
2)つながりを見つける
内面・行動・結果が書けたら、それぞれを見返してつながりを探します。
行動:仕事で現場調査に行った(自主的)
⇅
結果1:クライアントが喜んでくれた
結果2:現地で見て感じたことをコンテンツ・デザイン提案に活かせた
上記のように、1つの行動から2つの結果が生まれることもあります。つながりが見えたら、色ペンで矢印を書きます。矢印は何本ひいてもOK!
行動が結果に結びついているとわかると、「この動き方(考え方)がよかったんだ」と成功パターンに気づけます。シンプルに「やればできる」という自信にもつながるので、月末の振り返り過程の中でも、とくに好きな作業のひとつです。
3)気づいたことをメモする
ここまでの振り返りで気づいたことがあれば、右下のメモスペースに書き留めます。
- 無印で来年の卓上カレンダーを買う(予定を記入できるタイプ)
- シャンパン・ワイン → 眠りが浅くなるかも
- 5年後、10年後に読んでも楽しめるブログを書きたい
- コンセプトづくりについて学び直したい
このように、小さな発見や来月に向けて意識したいこと、やってみたいことなどを気軽にメモしておきます。最終的な来月の目標は、もう少しステップを踏んでから整理するので、ここにはかんたんなメモを残しておきます。
4)どんな1ヶ月だった?

ここまでくれば、自然と「どんな1ヶ月だった?」の問いに答えられるようになります。左ページの内容を観察したり、さらに自問自答をしたりしながら書きます。
たとえば、7月末のわたしは次のように書いていました。
- 仕事は詰め込みすぎだった。余白がなくて疲労感たっぷりだった。やりがいや達成感はあるけど、未来への種まきやチームとしてのレベルアップが滞っていた。
- 6月にまいた種が、少しずつ育っている実感がある。
- ブログと自分のコンテンツへのテコ入れに力を入れた。過去に書いた記事・パフォーマンス・導線を改善することで、それらは「資産」になる。やりっぱなしから、見直して育てる意識へ。
こうしてみると、7月は忙しく働きながらも、自分のコンテンツと向き合い、小さな成果が少しずつ見えはじめました。前へ前へと突っ走っていた当時は気づきませんでしたが、いまならわかります。公私ともに充実していて、実りある1ヶ月でした。
自分のがんばりを認め、明日を前向きに生きるためにも、走るペースや方向を調整するためにも、1ヶ月のまとめは欠かせません。
5)本当はどうなりたいか?

ここからは、未来について考えるパートになります。1ヶ月の振り返りをもとに「本当はどうなりたいか?」という質問を自分に投げかけ、理想を書き出します。
明日できることのような身近なものから、3年後、5年後の自分を想像して「こういう生活を送っていたい」「年収はこれくらいで、こんな働き方で、こんなふうに1日を過ごしたい」「仕事で〇〇したい」といった、日々の生活に影響する、大切な価値観、自分の軸になるようなものを書くことが多いです。
箇条書きだけでなく、マインドマップ、絵などを使って書くことも多いです。理想はカラー写真を見るくらいリアルな姿を描けるようになると、実現しやすいと聞くので、具体的に書くようにしています。ロールモデルがいるときは、お名前や尊敬ポイントも書きます。
いまはまだできていないけど、本当はやってみたいこと。いま種をまいている段階のものが、今後どういうふうに育ったらうれしいか。そのために、どんな行動をとるのか。ワクワクすることをできる限り具体的にイメージして書いていきます。
6)来月の目標
目標というと少し身構えてしまいますが、ここまでの振り返りをもとに「来月のわたしは何をするのか」を決めます。たとえば次のようなもの。
- ブログ更新:4記事
- 個人事業:新しい商品をつくる
- 仕事:19時退社を当たり前にする
- プレコンチェックをする
数は多くても3〜4つくらいにしぼると取り組みやすい印象です。ワクワクすることならいくつ書いてもいいですが、少し自分に負荷をかけて取り組むような目標は、多すぎるとプレッシャーになり、手がつけづらくなります。
また、目標は「行動ベース」で具体的な数字を使って書きます。運や他人の行動に左右されない、自分でコントロールできるものだけを書きます。
目標設定のフレームワーク「SMART」
ぼんやりした目標を立てないために、「SMART(スマート)」のフレームワークも意識しています。次の条件を満たした「具体的な目標」は、実現の可能性が高くなります。
- S(Specific):具体的
- M(Measurable):測定可能
- A(Achievable):達成可能
- R(Related):関連・適切
- T(Time-bound):期限が明確
SMARTは日々のタスクづくりにも役立ちます。人にお願いをするときも、上記の要素を意識して伝えると「意図したとおりに完了」してもらえる可能性が高まります。ぜひ使ってみてくださいね。
1ヶ月の振り返りをスムーズにするヒント
1ヶ月の振り返りって、少し期間が長くて身構えますよね。わたし自身、以前は先のばしグセがあり、月末に書けず「今月はもういいや」とスキップすることすらありました。
でも、次のような簡単な工夫で、月末の振り返りを習慣にできたんです。
- 振り返りの予定日を決めておく
- フォーマットを固定する
- 日々記録する・1週間ごとに振り返る
以下、それぞれの効果や方法についてシェアします。
振り返りの予定日を決めておく
「時間が空いたときにやろう」と思っていると、ずっとその時間はやってきません。なので、あらかじめカレンダーや手帳に振り返り日を記入しておきます。
おすすめは、予定のない土日に30分〜1時間を確保すること。週末にちょうど30日・31日・1日があたるとは限りませんが、少々のズレは気にしません。タイミングが少しズレても、毎月やることに意味があると考えています。
フォーマットを固定する
フォーマットを固定するやり方は、わたしのような完璧主義にぴったりでした。
固定前は「どうせ時間をかけるなら、ちゃんとやりたい」「前回よりも充実した振り返りにしたい」という思いが強く、毎月末になると振り返り項目を考えたり調べたりする時間と手間が発生していました。
その結果、事前準備にばかり労力をとられ、肝心の振り返りそのものに集中できない。そんなことが少なくなかったんです。THE・本末転倒。
この反省をもとに、この記事で紹介したフォーマットを使いはじめたところ、振り返り当日は余計なことを考えず、振り返りだけに集中できるようになりました。おかげで満足度もぐっとあがったように感じています。
日々記録する・1週間ごとに振り返る
1ヶ月の振り返りがうまくいかない理由のひとつに、「覚えていない」「カレンダーや手帳にも予定を書いていなかった」という記録不足がありそうです。
これを防ぐためというわけでもないですが、わたしは日々、手帳に記録する習慣を持つようにしています。

いざできごとを書き出そうとしても、1ヶ月前まで記憶だけを頼りにさかのぼるのは、なかなかむずかしいもの。脳の特性として、空白部分を無理やり埋めようと記憶を書き換えることもあるため、ひねりだせたとしても正確性に欠けてしまいます。
手帳に記録するのがめんどうな人は、スマホのメモに書きためてもいいかもしれません。わたしも昔は、メモアプリに箇条書きで「今月できたこと」を書きためていた時期がありました。
まとめ:振り返れば、次の一歩が見えてくる
自分と向き合う振り返りは、わたしにとって癒しや瞑想のような時間であり、わずかですがデジタルデトックスにもなるので、心と頭を静かに整えたいときにもぴったりです。
今回紹介したフォーマットは、内面・行動・結果を書き出し、つながりを見つけ、理想と来月の目標へつなげるという、だれでもマネできるシンプルな型です。まずは気負わず、書けるところから埋めてみてくださいね。
- 日々忙しく、自分をケアする時間がない
- 頭の中や心がざわざわして落ち着かない
- がんばっているのに、成果や行動を思い出せない
- 成長や前進の実感がなくて焦る
そんな人にこそ、ぜひ振り返りをおすすめしたいです。1ヶ月に1回、まずは今月のできごとを思いつくまま書き出すことから始めてみてください。
大切なのは、完璧に書くことよりも、少し立ち止まって歩いてきた足跡をたどってみること。「思ったより進んでいた」と気づけたら、それが次の一歩の原動力になります。来月の自分を少し前向きに、軽やかに動かすために。また自分をねぎらうごほうびタイムとしても、気軽に取り入れてみてください。
なお、今回ご紹介したフォーマットは、以下の書籍も参考にしています。よければあわせてチェックしてみてくださいね
手帳・ノート活用のなかで愛用している文房具やノートは、以下のページにまとめているので、よければお役立てください!

