本屋さんが好きで、週に1〜2回、忙しいときでも2週間に1回はお店に行っています。
社会人になった年から続いているので、たぶん10年ぐらい。通勤中、帰宅中、休日、移動中、少しでも時間があって本屋さんを見つけたら、考える余地もなく入店してしまうぐらい本屋さんが好きです。
はじめて行く駅や土地はちょっと危険で、見つけた本屋に手当たり次第入る、本屋ハシゴみたいなこともします。(本屋本屋って書くから、また行きたくなってきました。昨日も行ったのに中毒性が高い)
ネットでも本が買える時代に、実店舗に行く理由。
それは、いま自分が何に興味を持っているかがわかるから。偶然の出会いがあるから。
ネット検索だと目当ての本をすぐに見つけられるし、重い荷物を持って帰らなくてもいい。電子書籍ならすぐ読めるし、場所も取らない。確かに効率的で便利だとは思う。実際、Kindle Unlimitedも利用しているので電子書籍の素晴らしさもわかります。
でも、ネット検索には実店舗で体験できるような「偶然の出会い」がほとんどない。
本屋さんの棚を端から端まで見ていくと、どこかで何かにひっかかる瞬間がある。今まではひっかからなかったようなジャンルや本に、ふと興味をひかれる瞬間があります。それは、新しい自分だったり、自覚できてなかった自分との出会いの瞬間だったりします。
人間はたぶん自分が思っている以上に自分の考えていることや好きなことをわかっていなくて、ふとした瞬間、何かのきっかけで潜在意識にある「本音」や「本心」をすくい上げることができるんじゃないかなと思っています。
私の場合はそれを見つけるパワースポットみたいなのが本屋さんで、目的もなしにフラッとお店に入って、旅行のガイドブックから児童書、特に興味のない資格本のコーナーや写真集まで、本棚をサーッと見るのが癖になっています。
すると必ず1冊は気になる本が見つかって、そのときはじめて「自分はこれがしたかったのかな」とか、「これについて知りたかったんだな」とか、次にやりたいこと、好きなものに気づけたりするんですよね。
そして、出会った本は買って帰るまでがワンセット。
本を持って帰るのは重いし、場所をとるけど、自分がその非効率を乗り越えてでも連れて帰りたい本は、きっと自分にとっての原石で、持ち帰る必要があるものだと思います。
本当に効率だけを考えればネット購入もできるし、家に帰ってから「本当に必要かな?」と考え直すこともできる。でも、それじゃ意味がない。偶然の出会いがなかったことになってしまう。熱が冷めてしまう。本当に好きだったかどうか確かめるチャンスも逃してしまう。
繰り返しになりますが、今すぐ帰って読みたいと思ったもの、非効率を乗り越えてでも買って帰る決断をできた本こそ、いま自分が1番求めているもの、興味があることだと思います。
昨日も本屋に行き、気づけば1万円以上の本を買っていました。本の袋を持っていた左腕が軽く筋肉痛になっています。買ったのはインテリアに関する本4冊、お金に関する本1冊、言葉に関する本1冊、手帳の本、合計6冊。
お金に関する本は少し予想外でしたが、同じシリーズの本がとても勉強になったこともあり、読んでみることに。買ったその日のうちに読み終えました。とても読みやすかったです。(シリーズ前作のリンクも貼っておきます)
インテリアはもともと好きなので、「新しく4冊買っちゃうぐらい、やっぱりインテリア好きなんだな」と改めて自覚するきっかけになりました。本格的にもっと学んでみたい気持ちも出てきました。帰り道に資格のことを調べながら、自分には資格を取るより実践して学ぶ方が向いているな、と思い直しました。
購入した3冊のうち2冊はその日のうちに読み終えました。これも買ってよかったです。特に『心地いいわが家のつくり方 01』『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』がめっちゃよかった。さっそくいくつか実践したら本当にいい感じになりました。
言葉に関する本は過去に何冊も読んできているけど、やっぱり気になる。言葉も好きなんだなとまた自覚。1/3ぐらい読みましたが、こちらもいい感じ。買ってよかったです。いまの自分の価値観とも合っていて、課題に取り組みながら読み進めてます。
手帳の本はYouTubeで見ていた動画の方が本を出版された、ということで買ってみました。応援と動画で楽しませてもらったお礼の気持ちもこめて。いろんな手帳の使い方を知れるのは楽しいし、参考にできるところは取り入れていきたいです。
以上、本屋さんでの出会い、直近で買った本についてのお話でした。書店の応援もかねて、引き続き積極的に実店舗を利用していきたいです。